ＴＲ-１ 葵高校美術工芸部　会津木綿コラボ作品：限定！紫翠盃　

会津の葵高校美術工芸部が、伝統工芸品のコラボ商品を作りたいと考案した作品。
植物由来の透明な紫翠盃に、捨てられてしまう端切れをゼラチンで張り付ける技法を試行錯誤して作成。
そこに、会津塗師の小松愛実氏、蒔絵師の本田充氏が装飾を施して仕上げたもの。
この世に一つしかない作品。完全自然由来で、世界的にも価値のあるもの。

Φ75×H24


プラスチックごみをゼロにする

プロダクトへの想い
時流の中巡り合った植物由来の生分解性樹脂PLA(ポリ乳酸)
海水中でも土の中でも水と二酸化炭素に生分解するプラスチックはエコロジーなプロダクトに正に理想通りの素材。試行錯誤を重ねながらようやくSHISUIhai（紫翠盃）という形になりました。
加飾にもこだわり、会津伝統産業のひとつである会津塗とのコラボレーションを試みました。会津塗は安土桃山時代の陸奥国会津91万石の大名「蒲生氏郷公」の時代から430年を超える歴史ある産業です。透明でわれにくい植物由来のプラスチックという特性を活かしながら、会津の塗師・蒔絵師の方々の個性ゆたかなプロダクトになりました。会津山麓からきれいな水が海に流れ、水の惑星・地球がいつまでも青く輝くように・・・。その想いを原点として、私たちのエコプロダクトはここから始まります。


生分解性プラスチック（PLA）
＝ポリ乳酸樹脂　とは・・・
でんぷんやサトウキビと乳酸菌を原材料としている、植物由来のプラスチックです。
食器や食品包装などに使用しても無害無毒である事が確認されています。
使用後、土やコンポストへ埋めると、形状で異なりますが、１・5カ月から３カ月程度で微生物の酵素によって最終的に水と二酸化炭素のみに生分解されます。
（※薄肉ならコンポストで２カ月、厚肉で土中なら3年程度）
海水中でも微生物により生分解しますが上陸よりも微生物が少なく、水温も低いので生分解には製品形状等によりますが１０年程度時間がかかります。
水と二酸化炭素は、植物の光合成によってふたたびでんぷんへと戻り、炭素が盾環するカーボンニュートラルサイクルを実現します。